生物多様性・食糧・水

2013年09月01日

 

厚木市 生物多様性戦略を策定

Keywords:  生態系・生物多様性  地方自治体  政策・制度 

 

Atsugi Develops Biodiversity Strategy

東京から約45キロメートルの距離にある神奈川県厚木市は2013年4月19日、今の自然環境を豊かにし、この恩恵を将来に継承していくため、「生物多様性あつぎ戦略」を同年3月に制定したことを発表した。

この戦略制定は、2008年6月に施行された生物多様性基本法に基づくもので、神奈川県の市町村では、2011年4月にヨコハマbプラン(生物多様性横浜行動計画)を策定した横浜市に続くもの。

厚木市市内では動物約4,700種、植物約1,600種が確認、記録されているが、    開発や都市化、外来種による生態系への悪影響などにより、山地 や里地里山、河川などに生息・育成する生き物の多様性が失われつつある。また、戦略策定中の2011年11月に実施した市民アンケート調査では、生物多様性という言葉は広く認知されているものの、その意味までは浸透していないこと、保全活動に参加する方法がわからない人がいることなどが明らかになっていた。

厚木市では、同戦略に掲げた多様な自然環境の保全と再生、生物多様性に関連する情報の収集・蓄積・データベース化、生物多様性の意味や重要性の普及・啓発、および積極的に行動する人材の育成、についての3つの目標と8行動方針を推進していく考え。

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