国内最大級パイロットプラント 木質バイオマスからバイオエタノールを一貫生産

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新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は2011年12月16日、国内最大級の試験用パイロットプラントを広島県の王子製紙呉工場内に建設し、木質バイオマスからバイオエタノールの一貫生産の実証試験を開始すると発表した。

これは同機構が2009年度から、大手製紙会社の王子製紙、建設会社の新日鉄エンジニアリング、産業技術総合研究所（AIST）に委託し研究開発を行っている「セルロース系エタノール革新的生産システム開発」の一環。

食料と競合しない木質バイオマス（未利用の枝や葉、製紙用原料として利用できない残材、短期伐採した早生樹）の原料栽培から収穫・運搬・貯蔵、糖化・発酵・蒸留を経てバイオエタノール製造プロセスまでを高効率、低価格で生産する技術開発を進める。同プラントは最大処理量として、木質バイオマス１トン/日でバイオエタノール250～300リットルの生産が可能。

三菱重工業など 低コスト技術で稲わらなどからバイオ燃料製造(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/031159.html
川重 自動車燃料として使用可能なバイオエタノールの製造に成功(関連のJFS記事)
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新方式バイオエタノール製造実証施設が竣工 ３社が協力(関連のJFS記事)
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登録日時：2012/03/02 06:00:15 AM