生物多様性・食糧・水

2014年05月07日

 

海外植物遺伝資源へのアクセス整備へ

Keywords:  生態系・生物多様性  国際  政府 

 

写真:Big giant leaves
イメージ画像:Photo by eric molina Some Rights Reserved.

農林水産省は2014年1月17日、2014年度実施予定の委託プロジェクト研究として、海外植物遺伝資源の遺伝特性解析・収集および我が国で増殖が困難な熱帯地域の植物遺伝資源の増殖手法等の開発を内容とした「海外植物遺伝資源の収集・提供強化」の研究機関等の公募を開始した。

地球温暖化問題への対応や農業の競争力強化に資する植物新品種を開発するには、その育種素材として、植物遺伝資源の確保が重要。しかし、その資源を多数保有するアジア地域の途上国では、「食料及び農業のための植物遺伝資源に関する国際条約(ITPGR)」の「多数国間の制度」に資源情報を登録していないことからアクセスできない状況にある。

同研究は、アジア地域の途上国等の植物遺伝資源へのアクセス環境の整備を目的とする。相手国政府の試験研究機関(植物遺伝資源の保管組織を含む。以下「ジーンバンク」)に所蔵されている植物遺伝資源の特性解明や収集を推進し、生物研ジーンバンクを通じて、国内の公設試験場や民間事業者等に提供できるよう整える。

English  

 

 

このページの先頭へ