政策・制度・技術

2013年12月01日

 

海洋温度差発電装置の開発でAIP(概念承認)を取得

Keywords:  環境技術  企業(製造業)  再生可能エネルギー  大学・研究機関 

 

船舶等の設計・製造を行っているジャパン・マリンユナイテッドは2013年9月2日、浮体式の没水型海洋温度差発電で、日本海事協会よりAIP(概念承認)を取得した。没水型での認証は、世界初。

佐賀大学と共同して、10MW級の海洋温度差発電の概念設計を行ったもの。本設計は、実海域で5回もの台風の直撃にもかかわらず、日量10万トンの海洋深層水をくみ上げた、没水型海洋肥沃化装置「拓海」の実績をもとにしている。

海洋温度差発電とは、海洋の表面温度と深層水の温度差を利用して発電する仕組み。海面の温水でアンモニアなどの作業媒体を気化してタービンを回転させ、海底の水で冷却し液化した後、再度、気化装置に循環させる。

今後は発電コスト20円/kWh以下を実現するため、熱交換器や熱サイクルの要素技術の開発とともに、実証を目指すとしている。

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