エネルギー・地球温暖化

2013年02月06日

 

NEDO 洋上風力発電の実用化に向けた実証プロジェクトを推進中

Keywords:  再生可能エネルギー  大学・研究機関 

 

JFS/NEDO Promoting Japan's First Offshore Wind Power Demonstration Project
Copyright 新エネルギー・産業技術総合開発機構


新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、日本で初めての沖合における洋上風力発電の実現に向けて、洋上の風向と風速を観測する洋上風況観測タワーと発電を行う洋上風車を千葉県銚子沖及び福岡県北九州市沖に2012年度中に設置するプロジェクトを推進している。

風力発電の導入が世界的に進んでいるが、近年は特に洋上に風車を設置する洋上風力発電が急成長しており、欧州では2011年末までに約400万kWに達したと報告されている。一方、日本の風力発電は2011年末までに陸上型では約250万kWに達しているが、今後は特徴である長い海岸線や広域な海域を活かした洋上風力発電の導入が期待されている。

日本での洋上風力発電導入にあたっては、日本海側と太平洋側で気象・海象条件が異なることや、その洋上風特性が明らかにされていない。建設工法の低コスト化等、実用化に向けての課題も少なくない。NEDOでは、日本に適した技術を確立するべく、日本海と太平洋の双方で風況観測や風力発電の実証研究を行い、洋上風力発電に必要な風車の建設・運用・保守に関する技術の開発や環境影響評価手法の検討を進める。

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