2011年07月16日
環境省は2011年3月31日、2007年より生息域外保全方策検討事業を開始し、生息域外保全のあり方等に関する検討を重ね、「絶滅のおそれのある野生動植物種の野生復帰に関する基本的な考え方(以下、野生復帰に関する基本的な考え方とする)」を作成したと公表した。
この野生復帰に関する基本的な考え方は、野生復帰の位置づけや実施する際に必要とされる検討事項とその進め方について、全分類群に共通する横断的な考え方を示すことにより、適切な野生復帰を推進することを目的としている。
概要は、野生復帰の位置づけ、野生復帰の範囲、野生復帰による期待される効果と懸念される悪影響、野生復帰の検討の進め方、野生復帰実施計画の作成、野生復帰実施における配慮事項、など。適切な野生復帰事例として、魚のハリヨ、植物のオキナグサ、個体導入により悪影響が懸念される例としては、メダカ、ゲンジボタルなどが挙げられている。
環境省、希少動植物に11種を追加(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023512.html
登録日時:2011/07/16 06:00:15 AM
「絶滅のおそれのある野生動植物種の野生復帰に関する基本的な考え方」について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13648