エネルギー・地球温暖化

2010年09月28日

 

カワサキプラントシステムズ、ごみ焼却・バイオガス化複合施設を建設運営

Keywords:  再生可能エネルギー  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

川崎重工グループのカワサキプラントシステムズは2010年7月1日、山口県防府市より「防府市クリーンセンター整備・運営事業」を受注したと発表した。DBO(Design Build Operate)方式で計画した事業で、ごみ処理施設の建設と20年間の運営事業を一括して行う。

受注した施設は、選別施設・バイオガス化施設・ごみ焼却施設を組み合わせ、高効率な廃棄物発電を行うごみ処理複合施設。選別施設において、可燃ごみから選別されたバイオガス化に適したごみはバイオガス化施設に送られ、高温乾式メタン発酵処理されてバイオガスを発生させる。その他の可燃ごみやメタン発酵残渣等は、焼却施設のストーカ式並行流焼却炉において、低空気比高温燃焼を行い、エネルギーを回収する。

粗大ごみ・不燃ごみ・資源ごみ等から資源物の回収を行うリサイクル施設と、隣接施設で発生する下水・し尿汚泥を受入れる汚泥有効利用施設も有する。焼却施設より発生する焼却灰および飛灰は、セメント原料として利用する。

最大発電量3,600kW、基準ごみ時の発電効率23.5%で、廃棄物発電により施設内の消費電力を賄うとともに、余剰電力の売電により施設の維持管理費用を低減し、CO2排出量を削減する。施設は2015年3月完工、2016年度より運営の予定。

環境省、2012年度までにごみ焼却施設の総発電能力を5割増へ(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024921.html

国内初、ごみ焼却・バイオガス化複合施設の建設および運営事業を受注
http://www.khi.co.jp/khi_news/2010data/
c3100701-1.htm

登録日時:2010/09/28 06:00:15 AM

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