生物多様性・食糧・水

2010年04月15日

 

積水ハウス 自社住宅分譲地の生物多様性効果を検証

Keywords:  生態系・生物多様性  企業(製造業) 

 

JFS/Sekisui House Reports Project at its Residential Developments Resulting in Richer Biodiversity
Copyright 積水ハウス株式会社


住宅メーカー大手の積水ハウスは2010年1月27日、同社独自の生態系に配慮した庭づくり「5本の樹」計画に基づき緑化・植栽を行った住宅分譲地において生物多様性の保全効果が認められたという中間報告を発表した。住宅メーカーが自社の分譲地を対象として生物多様性を調査するのは、他に例のない取り組み。

調査は生態計画研究所と共同で2008年9月に松山市の分譲地で開始され、全国6カ所の分譲地で行われた。鳥や昆虫などの生息状況や植栽の成長に伴う生態系の経年変化を分析、検証。2009年夏の調査では鳥の種類が前年度の2倍以上増加、周辺地域よりも分譲地内の生き物の種類が多いという結果が得られた。

同社は2001年から日本の里山を手本に、地域の気候風土に適した在来樹種を中心に植栽する庭づくりの提案「5本の樹」計画を開始、取り組みを進めてきた。2008年度の年間植栽実績は85万本に達した。

積水ハウス、CO2排出ゼロ住宅の発売を開始(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024865.html
「5本の樹」計画に基づくまちづくりの生物多様性保全効果を検証
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/
newsobj1410.html

登録日時:2010/04/15 06:00:15 AM

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