エネルギー・地球温暖化

2009年01月08日

 

高効率な照明器具の開発進む

Keywords:  省エネ  NGO・市民  企業(製造業)  政府 

 

LED light
イメージ画像: Photo by idua_japan.
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政府は、2008年10月28日に発表した、冬季の省エネルギーに関する施策で、民間に対して、この冬の暖房中の室温20度を目処とするなどのほか、特に照明機器の購入にあたり、白熱電球のうち電球型蛍光ランプへ代替可能なものについては、原則切り替えに努めることを強く呼びかけている。政府は、2008年7月29日、家庭等で使用される一般的な白熱電球について、2012年を目途に、原則として電球形蛍光ランプなど省エネルギー性能の優れた製品への切替えていくことを閣議決定している。日本では、家庭における消費電力の約16%が照明用途に使われている。

東芝ライテックのように、CO2排出量の削減に貢献するため、2010年を目処に一般的な白熱電球の生産中止を表明するメーカーも出てきた。こうした背景のもと、現在、高効率な照明器具の開発が急速に進んでいる。

白熱電球に代わる照明として、政府が切り替えを呼びかけている電球形蛍光灯は、白熱電球に比べ消費電力は約5分の1で、製品寿命が約6~10倍と優れている。

さらに、新世代のLED照明は、白熱灯や蛍光灯に比べて、より消費電力が少なく、長寿命、省資源という利点を持つ。従来器具と同等の明るさで、消費電力は電球形蛍光灯と 比べて約35%削減、40,000時間の長寿命で、約10年間ランプを交換する必要がないという製品などがある。

低炭素づくり行動計画について(政府閣議決定)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ondanka/kaisai/
080729/honbun.pdf

松下電工 白熱灯と較べ消費電力86%減の高効率型LED照明器具を発売(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024933.html
東芝、2010年度中に一般白熱電球の製造中止を発表 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024881.html
東京都、「白熱球一掃作戦」をさらに強化 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024684.html
松下電工 白熱灯と較べ消費電力86%減の高効率型LED照明器具を発売 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024933.html

登録日時: 2008/01/08 06:00:15 AM

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