エネルギー・地球温暖化

2004年09月21日

 

出雲地域を水素社会に 平田市でプロジェクト研究会発足

Keywords:  再生可能エネルギー  交通・モビリティ  地方自治体  政府  政策・制度  生態系・生物多様性 

 

島根県平田市は、水素社会の実現と水素を利用した新産業創出をめざして、2004年6月1日、「出雲國水素社会プロジェクト研究会」を発足した。研究会は産学官で構成され、2005年3月合併予定の出雲市と他4町、8つの企業、2つの大学が会員となっている。

現在、研究会の参画企業が平田市内にバイオマスガス化発電プラントを建設することを計画しており、将来的にはこのプラント内に水素製造装置を設置する予定である。バイオマスは、主に出雲地域の山林資源を利用する。また、同市海岸部には国内最大級の風力発電導入計画も進んでおり、この計画が実現すれば、風力発電を利用しての水素製造も期待できる。

平田市はこのプロジェクトで、自動車、船、家庭への燃料電池利用などによる水素社会の実現を目指しているが、同時に、木質バイオマス利用などによる森林の再生や、山林を利用した憩いのある住民生活の向上(森林浴など)も視野に入れている。

同プロジェクトは、環境と経済の好循環を実現し、その取組みを国の内外に普及させるために環境省が支援する「環境と経済の好循環のまちモデル事業」のひとつに選定されている。



http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5032




登録日時: 2004/09/21 04:50:37 PM

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