震災からの復興

2018年07月30日

 

ふくしま潮目 次の一歩へ

Keywords:  震災復興 

 

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東日本大震災の被災者支援プロジェクト「JKSK結結プロジェクト」が、東京新聞への連載を通じて被災地復興の様子を伝える「東北復興日記」。今回は、世界に展開するふくしまオーガニックコットンについて書かれた記事をご紹介します。

私たちが生産する「ふくしまオーガニックコットン」の生地を、商品として販売する英国の化粧品メーカー「LUSH(ラッシュ)」から、同社主催のイベント「ラッシュ・サミット」に招かれ、2018年2月中旬にロンドンに行きました。

サミットは関係企業や一般客向け展示会のようなものです。会場で「英国は福島の情報が入ってこないから、福島の人から話を聞けてうれしかった。原発事故から立ち上がる希望の存在になってください」などの意見をうかがいました。

会場では、環境、資源、人権問題に関するトークイベントなど、来場者が今後の活動にどうつなげていくかを考えるプログラムが多くありました。

参加して感じたことは「個人の選択の積み重ねこそが、確実により良い世界を作っていける」ということ。そして、ふくしまオーガニックコットンと、自社ブランド「ふくしま潮目」の製品は、その選択肢になり得ると実感しました。

2015年にラッシュ・ジャパンとのつながりが生まれ、ふくしまオーガニックコットンの生地が同社製品「Knot Wrap(ノット・ラップ、風呂敷)」として採用されました。昨年は念願だったグローバル展開も実現しました。

今月には、手拭い型のノット・ラップも販売となりました。ふくしま潮目が丁寧にこだわりを持って作ってきた手拭いが持つ機能性や、日本の生活文化が英国本社に認められたのです。また世界の多くの方の暮らしに届くことを想像すると、本当にうれしいです。

ふくしまオーガニックコットンプロジェクトがスタートして今春で7年目に突入。さらなるステップアップへ向けた大きなチャレンジの年です。責任の重圧よりワクワク感が勝っています。大きな一歩が踏み出せそうです。

いわきおてんとSUN企業組合
オーガニックコットン事業部長
酒井悠太

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