エネルギー・地球温暖化

2014年05月12日

 

自然エネルギーを通じて地域づくりを目指す さつま自然エネルギー

Keywords:  再生可能エネルギー  NGO・市民  企業(製造業)  企業(非製造業)  地方自治体  市民社会・地域 

 

写真:Solar Panels - Chicago Center for Green Technology
イメージ画像:Photo by Seth Anderson Some Rights Reserved.

地元中小企業、行政、学校法人等が出資して2012年に設立された鹿児島県いちき串木野市の合同会社さつま自然エネルギーでは、地元関係者が主体となって再生可能エネルギーを導入し、その取組みを通じて地域の活性化と環境都市としての街づくりを目指している。

出資者の工場や施設の屋根等に太陽光発電設備を設置し、発電した電力は電力会社に全量売電し、設置先法人には売電収入の一部を屋根等の借用に対する賃料として支払う。約12年の事業期間終了後は、発電設備を設置先法人に無償譲渡する予定。2012年7月1日より一部売電を開始し、約2700キロワット(2013年10月現在)の太陽光発電設備が稼動している。

一般市民向けにも、住宅用太陽光発電システムを安価で設置するサービスを提供。共同購入システムや公共の補助金を活用し、設置コストを抑える。地元の施工業者の紹介も行い、再生可能エネルギーの普及を通じて地域経済の活性化も目指す。

必要資金の調達方法として市民ファンドも活用しており、市民も出資者になっている。配当は現金のほか、地元特産品で還元される仕組み。2013年7月までに、約3800万円が集まった。

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