エネルギー・地球温暖化

2014年01月16日

 

2MW浮体式洋上風力発電施設の実証運転開始

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体 

 

環境省浮体式風力発電実証事業受託グループは2013年10月28日、長崎県五島市椛島周辺海域において、商用規模浮体式洋上発電施設としては日本初、また、ハイブリッドスパー型としては世界初となる2000kW風車を搭載した風力発電施設の実証運転を開始したと発表した。

同グループは、戸田建設、日立製作所、芙蓉海洋開発、京都大学、海上技術安全研究所がメンバーとなっており、2010年度から候補海域の選定、環境影響調
査、100kW風車を設置・運転を実施してきた。これらの実績を反映させて2000kW実証機の設計・建造・設置を行った。

実証機の浮体構造は上部に鋼、下部にコンクリートを使用する日本で開発されたハイブリッドスパー型と呼ばれる形式。3本のチェーンで海底に係留され、全長が172m、海面上に見える部分の高さは96m、翼直径は80m。「はえんかぜ」と命名。

実証機の運転では、環境影響や安全性に関する情報を収集し、運転・保守を含めた本格運用について知見を深めるとともに、漁業協調型の浮体式洋上風力発電の確立に向けた検討を行う考え。

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