エネルギー・地球温暖化

2009年11月21日

 

世界初のハイブリッドスパー構造を採用した浮体式風力発電プラットフォーム、実証実験成功

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  大学・研究機関 

 

JFS/Floating Wind Turbine
Copyright 京都大学大学院工学研究科、佐世保重工業、戸田建設、日本ヒューム


総合建設会社の戸田建設、輸送機器メーカーの佐世保重工業、ヒューム管メーカーの日本ヒューム、京都大学は2009年9月8日、長崎県佐世保市において、世界で初めて、鋼・PCコンクリートのハイブリッドスパー構造の浮体式風力発電施設用プラットフォームを共同で開発したと発表した。

同プラットフォームは10分の1モデルの実海域実験により、その有効性を確認した。PC部材のプレキャスト化と造船所のドックの活用により、既存施設で短期間での建造が可能である。また、大型クレーン船が不要で、建造後の曳航、設置が短期間で済み、繋留位置の変更による移設が比較的容易である。こうしたことから、設置箇所の経年的な風況変化やエネルギー需要に変化が生じた場合でも、柔軟に対応できる。

これらの特長を活かし、同プラットフォームは離島などでの活用が期待されるだけでなく、大都市近郊での大規模ファームでの活用、近隣諸国への輸出なども期待されている。

浮体式洋上風力発電プラットフォーム 実海域実験に成功!
http://www.nipponhume.co.jp/new/090908.pdf
佐世保重工業
http://www.ssk-sasebo.co.jp/
戸田建設
http://www.toda.co.jp/
京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻
http://www.ce.t.kyoto-u.ac.jp/ja

登録日時:2009/11/21 06:00:15 AM

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