エネルギー・地球温暖化

2013年12月27日

 

風力発電の設備導入量、国内トップは青森県

Keywords:  再生可能エネルギー 

 

Yokohama_wind_farmイメージ画像: Photo by Angaurits. Some Rights Reserved.

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2013年8月15日、2012年度末の国内風力発電設備の導入・撤去に関する実績調査結果を公表した。同調査は単機出力10kW以上の系統連係している全風力発電設備を対象として毎年3月末に行われている。

日本の発電設備導入量は総設備容量263万kW、総設置基数1,916基に達し、設備容量では世界13位で世界全体量の0.9%を占める。1基あたりの平均設備容量は増加傾向にあり、風車の大型化がうかがわれる。

都道府県別では、青森県が33万kW(全国比13%)、212基(同11%)で導入量国内1位。設置基数では280基の北海道がトップだが導入量では2位となり、発電能力の高い風車が青森県に多いことが分かる。次いで、設備容量・基数ともに、鹿児島県、静岡県、福島県と続く。

青森県では強風が吹きやすい立地を活かし、下北・津軽半島で導入が進んでいる。同県では再生可能エネルギーの導入等を地域産業の振興や雇用創出、地域活性化につなげることを目的とした「エネルギー産業振興戦略ロードマップ」を2011年に策定しており、風力では2020年に設備容量が現時点の2倍近い60万kWになると試算。地元企業のメンテナンス事業の参入促進のための技術研修や、地元金融機関との連携による融資制度の拡充等を推進するとしている。

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