2013年09月19日
Keywords: 市民社会・地域 NGO・市民 ダイバーシティ
国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは2013年7月、議員や政府、企業に女性の声を届け、環境問題の解決を加速するため「グリーン・ウィメンズ・ネットワーク」を始動した。
3・11後の各種世論調査では、女性のほうが男性よりも脱原発を望む声が常に大きいなど、女性のほうが経済より暮らしを尊重する傾向にある。しかし、国会議員(衆議院)に占める女性の割合は8%にも満たないなど、意思決定の場面における女性の参画は世界最低レベルにとどまる。そこでグリーンピース・ジャパンでは、原発をはじめとする環境問題に対して、女性の声を政治に反映させることが問題解決につながると考えた。
主な活動は、グリーンピース・ジャパンの呼びかけに応じたアクションの展開や、スタッフを講師とする勉強会などを予定している。プロジェクトを担当する金繁典子さんは、「環境問題のために何かしたいと思う女性同士がつながるサポートができたら」と、まずは300人の登録をめざし、各地に変化の発信地を増やしたいと期待している。