2013年06月22日
2005年から活動を展開している放課後NPOアフタースクールでは、放課後を過ごす子どもたちに安全で充実した居場所を提供するため、低価格で誰でも参加できる「アフタースクールを放課後の小学校に開校する活動」を進めている。
アフタースクールでは、小学校の施設を利用し、建築家との家づくり、シェフ・パティシエとの料理、スポーツ、音楽、ものづくり、表現、日本文化など多彩なジャンル、300種類を超えるプログラムを実施。地域の方や各分野の一流の方が「市民先生」となっており、地域の大人やプロが子育てに参画する場所としても機能している。
活動の背景には、保育園から小学校にあがった子どもの預かり機能の不足により、保護者が仕事を諦めざるを得なくなる社会問題がある。同NPOでは「安心・安全な預かり機能」と「多様で多彩な体験」の両方を実現することで、子どもと保護者、双方に大きな可能性を拡げることを目指す。スタッフは子どもたちの成長を熱心に見つめ、アフタースクールで過ごす時間を「その子のよいところ」を見つける時間と位置付けている。
現在は首都圏の小学校を中心にモデル作りを行い、全国に拡げていくことを目標としている。