震災からの復興

2013年06月17日

 

福島大学、未来を担うリーダー育てる「復興塾」を開講

Keywords:  震災復興  大学・研究機関  教育 

 

JFS/福島大学、未来を担うリーダー育てる「復興塾」を開講
浪江町でのフィールドワーク
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福島大学は2013年5月18日、企業・行政・研究などの多様な領域において福島の復興を担う人材育成を目的として「ふくしま復興塾」を開講した。県内外から20~30代中心とした若手27名が入塾し、浪江町の視察など、さっそく福島の現状リサーチに乗り出した。

開講期間は2年間の予定で、初年度は5~12月の8カ月間。チェルノブイリ原発事故に学ぶウクライナでのフィールドワークなどを経て、受講生は「福島の食のブランド化」「新産業の創設」「コミュニティの再構築」、「子どもの育成環境の構築」の4テーマを切り口に地域課題に取り組む。卒業後は実際に解決策を実行し、地域に貢献できるようになることを目指す。

受講生の職業は、起業家や公務員、NPOスタッフや大学生などさまざま。福島にUターンして復興に貢献するための足がかりとして入塾を決めた学生や、ビジネスを通した復興支援に取り組む起業家もあり、受講者同士のネットワークから新たなプロジェクトが誕生することも期待できそうだ。

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