生物多様性・食糧・水

2012年05月01日

 

希少種トンボの生息を踏まえ千葉ニュータウンの計画の一部を見直し

Keywords:  生態系・生物多様性  企業(非製造業)   

 

市街地の整備改善や賃貸住宅の供給支援を行う、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は、千葉ニュータウンの公園整備予定地で希少なトンボ類の生息が確認されたとの情報をうけ、公園他整備のあり方を検討する委員会を設立し検討を行った結果、公園等の計画の一部を見直し、トンボの生息する水面や周囲の現況をできるだけ活かした整備とする方針を2012年1月20日発表した。

千葉ニュータウンは1967年以来、複合市街地の形成を目指して整備が行われてきたが、委員会による2011年4月から8月の調査により初期の造成で作られた防災調整機能を担う調整池や公営整備予定地の湛水区域に、環境省レッドリスト、千葉県レッドデータブックで選定された希少種6種を含む多様なトンボ類の生息が確認され、トンボの生息における水面の保全の重要性が明らかになった。

URでは、公園整備予定地の湛水区域をを完全に埋め立てる当初の計画を変更し、水面をできるだけ保全し、環境学習の場としての機能も備えた公園整備を行っていく予定。住民の希望に応えた形となった。

UR都市機構、港北ニュータウンで「低炭素モデル街区」を実施
http://www.japanfs.org/ja/pages/030771.html
住まいのハードとソフト、両面からの環境対策
- 独立行政法人 都市再生機構(UR都市機構)
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/027397.html
動物全分類群の改訂版レッドデータブック完成
http://www.japanfs.org/ja/pages/024294.html

登録日時:2012/05/01 06:00:15 AM


English  

 

参照元

千葉ニュータウン トンボ類に配慮した別所第2公園他整備のあり方検討委員会提言
http://www.ur-net.go.jp/chiba-nt/topics/20120120_topics.pdf


 

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