政策・制度・技術

2012年04月29日

 

富士通、地中熱採熱システムを長野工場に導入

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 

大手電機メーカーの富士通は、地中熱採熱システムを長野工場に導入、2012年1月上旬より運用を開始した。富士通グループにおいて、製造工場の空調用温水設備へ自然エネルギーを活用するのは初めての試み。

工場敷地内の地中に31本の採熱管を埋め込み、得た地中熱を熱源として温水を製造、24時間稼働のクリーンルームなどの空調用温水設備へ供給する。安定性とコストに優れた地中熱の利用で、従来の設備と比べ、燃料使用量を原油換算で年間約47キロリットル、CO2排出量を年間約120トン削減できると試算。採熱性が高く、柔軟性に優れた素材で、地震による破損が小さいというメリットもある。

富士通では今後、同システムの効果と運用実績の検証を行い、長野工場への導入拡大やグループへの横展開を検討、推進していく予定。

日本の再生可能エネルギーの現状
http://www.japanfs.org/ja/pages/031380.html
日本の地熱エネルギー利用の現状と今後
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/029639.html
東京スカイツリー地区の地域冷暖房、国内初の地中熱利用(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029502.html
「グリーンIT」をめぐる日本の動向
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/028753.html

登録日時:2012/04/29 06:00:15 AM

English  

 

参照元

富士通グループ初となる、地中熱採熱システムを長野工場に導入
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2012/01/4.html


 

このページの先頭へ