エネルギー・地球温暖化

2011年10月11日

 

出光興産と国際石油開発帝石、地熱開発に向け共同調査を実施

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 


出光興産と国際石油開発帝石は2011年6月22日、北海道阿女鱒岳地域および秋田県小安地域において「地熱発電」の共同調査を行うことを発表した。両地域では、新エネルギー・産業技術総合開発機構による地熱開発促進調査が実施されており、地熱発電が可能な200℃以上の地下温度が確認されている。今回、共同で両地域の地質調査、重力探査および電磁探査を含む地表調査等を行い、事業化の可能性を探る。

出光興産は、オイルショック後の1978年から石油代替エネルギーとして地熱に着目し、1996年からは子会社により九州電力滝上発電所に向けて出力27,500kw相当の地熱蒸気を安定供給している。今まで培ってきたノウハウを生かし、滝上地区に続く地熱発電の事業化を目指す。

国際石油開発帝石は、世界26カ国70以上の石油・天然ガス探鉱・開発プロジェクトを展開しているが、成長戦略の一つとして多様なエネルギーを開発・供給する企業への成長を掲げている。その狙いに沿い、地熱開発に向けた共同調査を行なうとともに、地下資源の探査などに同社のコア事業のノウハウが応用されることから、新たな事業展開の可能性を追求する。

住友商事 ニュージーランドの地熱発電所の建設工事を完了(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030335.html
地熱発電の現状(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030363.html
日本の地熱エネルギー利用の現状と今後
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/029639.html

登録日時:2011/10/11 06:00:15 AM

English  

 

参照元

出光興産 北海道および秋田県での地熱開発に向けた共同調査実施について
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2011/110622.html


 

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