エネルギー・地球温暖化

2011年09月30日

 

農山漁村で最大4250億kWhの再生可能エネルギーの導入が可能 農水省

Keywords:  再生可能エネルギー  政府  政策・制度 

 


2011年6月22日に開催された政府の第1回エネルギー・環境会議に農林水産省が提出した資料の試算によると、国内の農山漁村で最大4250億kWhの再生可能エネルギーを導入することが可能だという。

内訳は、現行の再生可能エネルギーによる発電量880億kWhに加え、太陽光発電が580億kWh、陸上風力発電が1680億kWh、洋上風力発電が720億kWh、バイオマス発電が45億kWh、地熱発電が70億kWh、河川等での小水力発電が275億kWh。

また、耕作放棄地は現在全国に39.6万ヘクタールあり、そのうち約17万ヘクタールが太陽光発電や風力発電に利用可能で、木質バイオマスとして利用できる未利用間伐材は年間約2000万立法メートルあるという。

同省は、総発電電力量1兆kWhのうち、20%以上(約2000億kWh)を再生可能エネルギーでまかなうことを目標に、その導入を拡大するには、(1)発電効率・安定性等の技術的な視点、(2)収益性という経済的な視点、(3)雇用や所得の創出という地域活性化の視点、(4)食料生産や国土保全の機能を損なわずに国土のポテンシャルを最大限に活かすという国土利用のあり方の視点、(5)災害時でも町や村の機能が大幅に低下しないよう備えるといった防災対策の視点、という5つの視点を踏まえることが重要だとしている。

日本初!「総理・有識者オープン懇談会」
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/031065.html
日本の再生可能エネルギーの現状
http://www.japanfs.org/ja/pages/029812.html

登録日時:2011/09/30 06:00:15 AM

English  

 

参照元

農林水産省:再生可能エネルギー導入を促進するための農山漁村のポテンシャルの活用
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20110622/siryou9.pdf
国家戦略室:議事次第 第1回 エネルギー・環境会議
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive01_01.html#haifu


 

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