エネルギー・地球温暖化

2011年07月10日

 

洋上風力発電所 東日本大震災の地震・津波に耐える

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  地方自治体  防災・減災 

 

JFS/Wind Power Company Launches Wind Turbines Offshore, Reducing Noise and Environmental Impact
Copyright 株式会社ウィンド・パワー・いばらき


日本初の本格洋上風力発電所であるウィンド・パワーかみす(茨城県神栖市)は2011年3月11日に発生した東日本大震災において、震度6の地震と5メートル(日本風力発電協会調べ)の津波に襲われた。同発電所を運営しているウィンド・パワー・いばらきによると、地震直後に県下全域が停電したため、系統連系ができなくなり発電を停止したが、機器に問題はなく、同14日に再稼働し電力を東京電力へ供給している。

同発電所は、神栖市南浜の沖合50メートルに7基を設置し、2010年6月に本格稼働を開始していた。発電容量は1基2000kWで、合計1万4000kW。海面からの高さは60メートル、風車は3枚羽根で各40メートルの長さを持つ。

太平洋に面した神栖市には洋上のウィンド・パワーかみす以外にも海岸沿いに9カ所の風力発電施設があり、26基の風力タービンで3万9100kWの発電容量を持つ。同市政策企画課によると、これら施設は大きな被害を免れており、そのほとんどは震災発生後3日以内に再稼働し、その後、全施設が通常通り稼働している。


ウィンド・パワー・いばらき 洋上風力発電で環境影響や騒音少なく(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030094.html

登録日時:2011/07/10 06:00:15 AM

English  

 

参照元

小松崎都市開発
http://www.komatsuzaki.co.jp/
神栖市 市内の風力発電施設
http://www.city.kamisu.ibaraki.jp/dd.aspx?menuid=1569


 

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