生物多様性・食糧・水

2009年08月29日

 

札幌市の動物園、絶滅危惧種のオオワシを救え

Keywords:  生態系・生物多様性  企業(非製造業) 

 

JFS/Maruyama_Zoo
Copyright 円山動物園


北海道札幌市の円山動物園は2008年秋、円山エリア全体の環境保護・生物多様性の確保を行う「北海道の野生動物復元プロジェクト」に挑戦することを発表し、その一環として「オオワシ・プログラム」に着手した。

「オオワシ・プログラム」は、北海道に生息する希少動物であるオオワシなどを、他の研究・活動機関と連携しながら同動物園の繁殖技術で復元し、鷹匠(たかじょう)技術を活用した飛行訓練等により、自然界に放鳥、野生復帰させるというもの。

5年間程度のスパンで挑戦し、将来の放鳥はオオワシの繁殖地であるロシアで行うことになっており、候補地のサハリン州ポロナイスク自然保護区で、2009年夏に現地調査を行う予定。2009年度は繁殖ケージ、トレーニングケージを作成の予定で、繁殖ペアをその中で飼育し、新たに繁殖を目指していく。

このほか、同市の原風景にあったオオムラサキやオニヤンマ、ニホンザリガニなどを復元していく「オオムラサキ・プログラム」にも着手し、今後は、関連イベントやセミナーなどの企画を展開するという。

知床、世界自然遺産に登録される(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023906.html

登録日時: 2009/08/29 06:00:15 AM

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