エネルギー・地球温暖化

2008年04月23日

 

ソニー、グリーン電力の利用をさらに拡大

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  政策・制度 

 

ソニーは2007年12月4日、これまで取り組んできた再生可能エネルギーの導入をさらに積極的に行うことで、国内外グループ全体のCO2排出削減量を2010年までに5万トンにすると発表した。同社は2006年度に、再生可能エネルギー導入によって国内外グループ全体でCO2排出量を約1万3000トン削減しており、それを2010年までに4倍に拡大することになる。

同社は日本において東京電力と共同でグリーン電力証書システムを開発、そのシステムに基づくグリーン電力証書の発行を2001年以来受けている。風力発電への委託契約に加え、2007年4月には年間1000万kWh以上の地熱発電、10月には年間1600万kWhの木質バイオマス発電の委託契約を締結。2007年度のグループ全体での再生可能エネルギー発電委託契約量は年間3640万kWhに上り、これによるCO2排出削減量は1万3760トンと見込まれる。

同社はヨーロッパでも再生可能エネルギーの利用を進めており、同年11月からは、オーストリアの2つの事業所、ディスク製造工場のソニーDADCオーストリアおよび販売会社のソニーオーストリアの電力全てを水力発電による再生可能エネルギーに切り替えた。

さらに、同社のポイント・プログラムで、個人が1kWh単位でグリーン電力を購入できるオプションの提供も始めた。ソニーの子会社であるソニースタイル・ジャパンがまとめて大口で購入したグリーン電力を小口に分割することで、ソニーポイントユーザーがパソコンや携帯から購入できるようにしたもので、日本では初めてのしくみ。ソニーポイントはインターネットショッピングやクレジットカードのSony Cardを利用するなどで得られるポイント。



http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200712/07-132/index.html


http://www.jp.sonystyle.com/Company/Press/071204.html
http://www.point.sony.co.jp/exchange/green.html
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200705/07-051/index.html
グリーン電力証書、委託契約先も証書の販売先もさらに広がる (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/905-j


登録日時: 2008/04/23 11:37:40 PM

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