2008年02月03日
農林水産省は2007年10月12日、2008年度予算を要求するにあたり、国産バイオ燃料を2011年度に5万kl以上生産・導入する方針を明らかにした。2030年頃には600万kl生産・導入していきたい考え。2007年3月時点の国産バイオ燃料の推定生産量は30kl。
同省は2007年度からバイオエタノール事業採択地区3地区で3.1万kl、バイオディーゼル燃料事業で採択地区5地区で0.4万kl、合計で3.5万klの大規模実証を実施している。モデル地区において、原料の収集・運搬、バイオ燃料製造、自動車走行の技術実証を一体的に行い、稲わらなどのソフトセルロースの利活用技術を確立していく方針。
国産バイオ燃料生産を拡大するには、地域に広く薄く存在している未利用のバイオマスの収集・運搬コストをいかに低減し、変換効率を向上させるかが課題。同省はバイオマスの利活用、地球温暖化の防止、生物多様性の確保のための実地調査や普及・啓発、地域での農林水産業を通じた地球環境保全に関する取り組みを一体的に支援していく方針。
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/071012.html
登録日時: 2008/02/03 05:03:23 PM
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