エネルギー・地球温暖化

2007年04月26日

 

集合住宅全体の電気使用量を制御するシステムを開発

Keywords:  省エネ  企業(製造業)  企業(非製造業)  政策・制度  環境技術 

 

松下電工と東京電力は、集合住宅全体の電気の使用量を制御し、使い過ぎを防ぐ「幹線パワナビシステム」を共同開発した。既築集合住宅において、共用電気幹線の改修をせずに、全戸にIHクッキングヒーターやエアコンなどを追加導入する電化リフォームが可能となる。4月から両社で提案活動を開始し、10月から松下電工が販売を開始する予定。

「幹線パワナビシステム」は、集合住宅全体の共用電気幹線の使用量と各住戸の電気使用量を同時に監視し、各住戸の電気使用量の合計が共用電気幹線の容量を超えそうな場合には、電気の使用量が多い住戸から順番に、あらかじめ指定された家電製品を自動的に停止させ、集合住宅全体の使用量を制御するしくみ。また、各住戸において、電気の使用量が契約容量を超えそうな場合にも、同様に家電製品を自動的に停止させ、ブレーカの動作を未然に防止する。

同システムの導入により、共用電気幹線の改修が不要となる。制御するデータのやりとりには、低速電力線搬送通信(家庭の電力線を通信回線として使用する通信方式)を活用することで、各住戸への通信線の敷設を不要とし、施工コストの低減と工期の短縮を図る。



http://www.mew.co.jp/corp/news/0701/0701-9.htm


http://www.tepco.co.jp/cc/press/07012301-j.html


登録日時: 2007/04/26 02:43:53 PM

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