2005年10月20日
Keywords: 再生可能エネルギー 企業(製造業) 政策・制度
アヲハタは2005年7月1日から、広島県竹原市のジャム工場で、地中冷熱を利用した冷却システムの運用を開始した。同年2月に導入したジャム新製法で必要となった冷却能力を補強するために本システムを採用、冷却能力を260kw追加するもの。
地中熱は、一般家庭や商業施設の冷暖房の他、温水プールや道路の融雪など、主に熱源の一部として活用されてきたが、直接水を冷却する設備として地中冷熱を利用するのは国内で初めて。
地中冷熱冷却システムは、地表から100メートル下の地中温度が通年一定であることを利用するもの。同社では、工場敷地内に地下100メートルまでのパイプを37本掘り、水を循環させて水の熱を地中に逃がし、冷却水を一定温度にする。既存の冷却塔と氷蓄熱冷凍機に本システムを加え、3段階で冷却して所定温度の冷却水を供給するしくみで、本システムのCO2排出量と電力使用量は、標準的な冷却装置利用に比べともに約4分の1に減らせる。
http://www.aohata.co.jp/
登録日時: 2005/10/20 07:59:11 AM
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