エネルギー・地球温暖化

2005年08月14日

 

福岡 全国初 水素利用技術研究開発に関わる特区認定

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体  政府  環境技術 

 

福岡県と福岡市は、2005年3月、内閣総理大臣により「福岡水素利用技術開発特区」に認定された。特区とは構造改革特別区域法(特区法)に基づいて、区域を限定して規制を緩和し、新しい事業をやりやすくすることで、その地域の経済を活性化しようというしくみ。

本特区の対象地区は、福岡市の九州大学箱崎および元岡キャンパス。規制緩和の内容は、「高圧ガス保安法」の規制のうち、水素の小型圧力容器(容量400ml以下、圧力100MPa以下)について、容器を制作するつど必要とされる耐圧試験および気密試験の免除。免除のために、安全性が十分確保できる障壁などの設備および管理体制を整備する。

この規制緩和により、金属材料に及ぼす水素の影響を明らかにするために使う様々な実験用小型圧力容器の制作期間が1ヶ月程度短縮でき、水素利用技術の研究開発がスピードアップできる。

福岡県では、2004年8月に産学官連携による「福岡水素エネルギー戦略会議」を創設し、水素エネルギー社会の実現を先導する地域を総合的に形成する考え。本特区は、同会議の中核的な役割を担う九州大学における研究開発環境の整備を図るもの。



http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/
kouhyou/050317/siryou2-1.pdf





登録日時: 2005/08/14 08:00:44 PM

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