2005年06月20日
Keywords: 再生可能エネルギー 交通・モビリティ 政府 政策・制度
国土交通省は、2005年3月31日、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車を対象として、安全・環境に関わる基準を整備するため、道路運送車両の保安規準等の関係法令を改正・公布し、即日施行した。同規準の整備は世界初。これによって、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車の型式認証の取得が可能となる。
規準では、水素ガスの安全に関して、
水素ガスを漏らさない、漏れても滞留させない、漏れたら検知し遮断する。
水素を含むガスを排出する場合には、安全に排出する。
衝突時でもガソリン車等と同等の安全性確保を行う。
を基本的な考え方とし、技術的要件を規定している。
さらに、燃料電池スタックから発電される動力用の電気は高電圧となることから、感電保護に関する技術的要件を規定している。
国土交通省では、今回公布した安全・環境に係わる基準について、今後検討が開始される世界統一基準(GTR)でも採用されるよう、働きかけていく考え。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/09/090331_4_.html
登録日時: 2005/06/20 06:56:25 AM
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