エネルギー・地球温暖化

2005年03月24日

 

全国128港の風況マップ、2005年1月にも完成

Keywords:  再生可能エネルギー  政府  政策・制度 

 

国土交通省では、港湾空間における風力発電のメリットを生かし、今後の導入を推進しようと、全国128港の風況マップを作成中だ。既に45港の状況は2003年よりホームページ等でも公表中だが、全体の完成は2005年1月下旬の予定。

風況マップには、年平均風速分布図のほか、年間・月別平均風速、同推定発電量、年間風配図、風況曲線等が表示され、風力発電事業者が港湾周辺に導入を検討する際の参考資料となる。

港湾空間では、風が強く比較的安定していること、騒音や振動による問題が少ないこと、大型資材の搬入が容易であることなど導入のメリットが多い。

しかし、これまでの日本ではあまり導入されてこなかった。日本全国の風力発電の導入量は、2003年度時点で735基約67.8万キロワットだが、現在、沿岸や洋上などの港湾区域で稼動している風力発電装置は、全国で35基4.6万キロワット。それでも港湾区域の風力発電導入量は着実に増えており、2004年度末には46基約7.1万キロワットになる見込み。

同省では同時に、2005年度の早い時期を目指して、港湾区域に風力発電を導入するための行政手続きガイドラインの策定も進めており、今後の導入を積極的に推進したい考え。



http://www.mlit.go.jp/kowan/kaihatuka/wind_hp/huukyo-map/wmap_top.html




登録日時: 2005/03/24 04:25:35 PM

英語記事はこちら


 


 

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