教育

2005年01月30日

 

自然のすばらしさ感じる子どもを育てたい - ジュニアレンジャー制度

Keywords:  教育  NGO・市民  生態系・生物多様性 

 

本部のある静岡県浜松市付近の自然や野生生物の保護・調査研究を行うサンクチュアリジャパンは、1992年ジュニアレンジャー制度を創設した。これは、3歳から18歳の子どもを対象に、同団体が定める研修項目を76単位修得することでジュニアレンジャーの認定が受けられるもの。

研修項目には「野生生物の調査活動」「身近な自然観察会」などが含まれ、自然保護活動に参加する毎に1単位取得できる。単位認定は、いかに体験したかで測るため試験は行わず、子どもとその親の自己申告に任せている点がユニーク。

2004年10月現在、約140名が単位取得中、27名のジュニアレンジャーを輩出した。子どもたちからは「フィールドでの活動が楽しみ」「将来は自然環境を守る仕事、環境教育に携わる仕事がしたい」との声が寄せられている。認定を受けた子どもは、リーダーとして自然観察会を主催するなどの活躍を見せている。

代表の馬塚丈司氏は「子どもに人との出会いや感動的な体験をする機会を作ってあげたい。自然や野生生物との出会いから、人生が楽しくなったり幸せを感じたりできる人になってほしい」と話している。






登録日時: 2005/01/30 03:02:49 PM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ