地熱発電開発費補助金を12件に交付

新エネルギー・産業技術総合開発機構は2003年８月26日、平成15年度地熱発電開発費補助金の交付決定を行ったと発表した。交付先は、既設の地熱発電所７カ所における生産井掘削事業５件、還元井掘削事業３件など計12件。

エネルギー安定供給の確保及びCO2の排出抑制等地球環境対策として、新エネルギー導入をより一層促進させることが求められている。地熱発電は再生可能な純国産エネルギーであり、その開発を促進することは重要である。しかし、地熱開発は開発から運転までのリードタイムが長く、多額の投資を必要とし、開発リスクが大きいなどの課題を抱えている。

地熱発電開発費補助金事業は、地熱発電所建設を目的として調査井、生産井・還元井を掘削し、又は蒸気配管等を敷設する者等（電気事業者、デベロッパー、県企業局、自家用発電所設置者）が行う地熱発電開発事業に対して、必要な資金の一部を補助するもの。