エネルギー・地球温暖化

2003年10月07日

 

環境省、民生・運輸部門の温暖化対策技術を選定し普及シナリオを策定

Keywords:  省エネ  地球温暖化  政府  政策・制度  環境技術 

 

環境省は、対策が急務とされている民生・運輸部門について「中核的温暖化対策技術検討会」を設置して、京都議定書の削減約束の達成に向け、実効性が高い中核的な対策技術の抽出と、その普及に向けた具体的なシナリオ6つを報告書としてとりまとめた。

実効性が高い中核的な対策技術としては、
1.低濃度バイオエタノール混合ガソリン:バイオエタノールを低濃度でガソリンに混合
2.業務用燃料としてのバイオエタノール利用:灯油や重油を燃料とするボイラー等において、バイオエタノールを混合して燃焼
3.住宅用電圧調整システム:100Vを超える比較的高い電圧を100Vに自動調節する機器を設置することによる省エネ化
4.超低硫黄軽油:軽油中の硫黄分を大幅に削減し、燃費改善とともにCO2排出を削減
5.民生用風力発電システム:2-3m/s程度の都市部の平均風速でも発電が可能で、騒音の少ない1kW規模程度の小型風力発電システム
6.民生用太陽光発電システムの大幅普及
があげられている。

今後、報告書に盛り込まれたシナリオに沿って着実かつ積極的に導入・普及を図ることとしている。



http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4181




登録日時: 2003/10/07 09:13:21 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ