2003年09月27日
Keywords: 再生可能エネルギー 企業(製造業) 政府 環境技術
経済産業省の外郭団体である新エネルギー財団は、家庭、店舗用の燃料電池の実用化へ向け大規模な実証実験をおこなう。2002年に開始されたこの実験は、企業の協力を得て一般住宅、店舗などに1kWないし5kWの定置用燃料電池(PEFCシステム)を設置、1年間を通して種々の実使用状況下でデータを収集するというもので、3年間の実施が予定されている。
燃料電池は自動車分野での開発が先行しているが、電気と温水が自給できる熱電併給の低公害型発電システムであり、運転も比較的簡単であることから、住宅、店舗用の電源としても早い段階で実用化が見込まれている。同実験はそのための技術的課題を明確にしようとするもの。
この実験は、昨年、東京、大阪など12ヶ所で始められたが、2年目の2003年には、松下電器等11社の企業の協力を得て、温水需要の多い北陸、東北、北海道などの寒冷地を含む全国31ヶ所にPEFCシステムを設置しておこなわれる。
http://www.nef.or.jp/topics/20030714.html
登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM
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