2002年11月16日
Keywords: 再生可能エネルギー 地方自治体 地球温暖化 政策・制度 生態系・生物多様性
東京都は、ヒートアイランド対策を推進するため、都庁舎のグリーン化プロジェクトを進めているが、その一環として、東京都議会議事堂の屋上を緑化し、あわせて、太陽光発電設備を設置した。
屋上の890平方メートルを、東京都産の苗木約2万株(19種)の植栽で緑化するとともに、最大出力12kWの太陽光発電も発電を開始した。発電した電気は、議事堂の電力系統につないで使用する。
東京都では、2001年4月に「東京における自然の保護と回復に関する条例」を約30年ぶりに全面改正。新条例では、丘陵地 ・山地の緑地の保全制度の拡充と開発規制の強化、絶滅のおそれのある野生動植物の保護対策、都民と連携した緑地保全の新たな仕組みづくりとともに、市街地の緑化が大きな柱となっている。
そのなかで、ヒートアイランド現象の緩和などをめざして、建築物の屋上等の緑化を積極的に推進するための規定を定めた。公共施設で250平方メートル以上、民間施設で1千平方メートル以上の敷地内で建築物の新築等を行う場合に、屋上等の緑化を含む緑化計画書と完了書の届出を義務づけ、緑化計画書が緑化基準に適合しないときは是正の勧告を行うこととしている。
登録日時: 2002/11/16 06:42:32 AM
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