2017年09月04日
Keywords: 省エネ
イメージ画像:Photo by まさる.
東京都は2017年5月26日、「家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業」の開始日を発表した。白熱電球2個以上を地域の家電店に持参するとLED電球1個を提供するという仕組み。7月10日から事業を実施し、都内のエネルギー消費量の約3分の1を占める家庭部門の省エネルギーを推進する。
LED電球は熱電球と比べると、消費電力が4分の1~6分の1、寿命も40倍の4万時間となる。現状として、東京都の家庭におけるLED電球の利用状況は約58%にとどまっており、利用拡大が求められている。
事業を円滑に進めるために、参加店舗は事前説明会への参加が必須。その際にガイドラインが共有される。事業の活性化のために、助成金が支給されるといった工夫もなされている。
東京都は2016年に策定した実施計画の中で、成長を続け活力にあふれる、世界に開かれた、環境先進都市、国際金融・経済都市である「スマートシティ」を目指している。この事業により、多くの都民がLED電球の省エネ効果を実感し、更なる家庭の省エネムーブメントにつなげていくことが期待される。