市民社会の動き

2014年04月24日

 

100年後に残したい 日本ユネスコ、プロジェクト未来遺産を選出

Keywords:  市民社会・地域  NGO・市民  生態系・生物多様性 

 

公益社団法人の日本ユネスコ協会は2013年12月19日、第5回プロジェクト未来遺産に10のプロジェクトを選出したと発表した。このプロジェクトは、100年後の子どもたちに地域の文化や自然を残し、伝えていく未来遺産運動の一環として実施されている。地域の文化・自然遺産を未来に伝える市民活動を公募し、「プロジェクト未来遺産」として登録するもので、5年間で49件が登録されている。

今回選ばれた静岡県三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は、ごみや生活排水の影響でドブ川化した川の再生活動をきっかけに発足。三島の清流を代表する源兵衛川を市民が行政や企業とも連携しながら清掃し、地域固有の生態系をもつ水辺に再生させた。同NPOは現在、地域の環境改善や環境教育などにボランティア・市民、地元企業や行政とのパートナーシップの下に取り組んでいる。

ほかに、約1200年前から続く鋳造文化を保護し、後継者の育成に取り組む栃木県佐野市の天命鋳物伝承保存会や、岡山県倉敷市で町家の再生・活用を通じた文化の継承と景観の保全を目指すNPO法人倉敷町家トラストの「まちにあかりを灯すプロジェクト」などが選出された。

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