政策・制度・技術

2013年02月25日

 

熊本大学、生体関節の機能を模倣した技術で河川流発電へ

Keywords:  環境技術  再生可能エネルギー  大学・研究機関 

 

JFS/Demonstration Test of Tidal Power Generation Using Biomimetics Conducted by Kumamoto University
Copyright 熊本大学


熊本大学大学院自然科学研究科、中西義孝教授の研究室は、河川流・潮流発電に適した低環境負荷ベアリング/シールシステムの開発を目指し、2012年10月31日より、Bio-starシリーズを搭載した河川流発電ユニットの実証実験を熊本市白川にて展開している。NEDOの2011年度、先導的産業技術創出事業若手研究グラントの助成事業。

Bio-Starシリーズは、同研究室が開発した技術で、関節軟骨の優れた潤滑機能を模倣した完全オイルフリーのベアリングシステム。低環境負荷でコストが低く、優れた耐摩耗性・摩擦性を持っている。
 
実証実験に採用された発電方法は、小型・軽量の発電ユニットを複数個、同時設置するマイクロ&クラスター型。付帯するインフラ整備なしで、流れがあるところならどこにでも設置可能、撤去が簡単、一つの発電ユニットに不具合が発生しても全体の発電への影響が小さいなどの特長を備えている。

関連のJFS記事:
自然に学ぶものづくり:事例紹介
北九州市、関門海峡で潮流発電の実証実験を開始
川崎重工、潮流発電システム開発に着手

English  

 

 

このページの先頭へ