政策・制度・技術

2013年01月07日

 

東芝など、風力・太陽熱・バイオマスによるバイナリー発電技術開発に着手

Keywords:  環境技術  企業(製造業)  再生可能エネルギー  大学・研究機関 

 

東芝、神戸製鋼所(神鋼)、慶應義塾大学(慶大)は2012年9月11日、風力・太陽熱・バイオマスを組み合わせたバイナリー発電に関する技術開発に着手すると発表した。同技術は環境省が公募した「2012年度地球温暖化対策技術開発・実証研究事業」に採択された。

再生可能エネルギーである風力・太陽熱・バイオマスをエネルギー源として、沸点の低い媒体を加熱・蒸発させてその蒸気でタービンを回すバイナリー発電を行うことにより、気象などの自然条件の変化にかかわらず、安定した電力と温水の供給を可能とするシステムの開発を目指す。

兵庫県南あわじ市に2013年度春から装置の据付を行い、2014年度末まで実証試験を実施する。東芝は開発全体の取りまとめと太陽熱集熱装置、発電システム全体を制御するシステム制御の開発を担当し、神鋼は太陽熱と木質バイオマスを熱源とするバイナリー発電システムの開発、慶大は東芝と共同で、不安定な風力発電の出力を平準化する制御技術の開発を行う。

関連のJFS記事:
神戸製鋼所、小型バイナリー発電システムを販売

English  

 

 

このページの先頭へ