生物多様性・食糧・水

2012年10月18日

 

サラヤのパーム油、100%がRSPO認証に適合

Keywords:  食糧  企業(製造業)  生態系・生物多様性 

 

JFS/Japanese Manufacturer Makes Complete Switch to Sustainable-Certified Palm Oil
Copyright サラヤ株式会社


洗浄剤や衛生用品の製造、販売などを手がけるサラヤ株式会社は2012年6月29日、自社生産で使用しているパーム油/パーム核油(誘導体原料含む)が100%RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil=持続可能なパーム油のための円卓会議)認証原料となったことを発表した。

RSPO認証には3種類ある。
(1)Segregation(完全分離方式:RSPO認証パーム油だけを利用)
(2)Mass Balance(MIX方式:PSRO認証パーム油と非認証パーム油を指定割合
で混合利用)
(3)Book&Claim(台帳方式:RSPO認証パーム油の生産量が有価証券化された証紙を購入。実物のパーム油/パーム核油は購入しない。証紙を購入することで、RSPO認証されたパーム油/パーム核油を購入したことと同等とみなし、商品にGreen Palm認証マークを表示)

サラヤではこれまで(1)を独自のバイオサーファクタント「ソホロリピッド」の原料とこれを配合する一部の商品に採用し、(3)をヤシノミ洗剤ブランドに採用。これに加え、今年4月より購入した対象原料の量に応じたGreen Palmのクレジットを追加購入した。これにより、今年4月以降に自社生産で使用しているパーム油/パーム核油の100%がRSPO認証原料となったことを確認した。

同社では今後(1)の完全分離方式を採用した商品も増やしていく方針。

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