エネルギー・地球温暖化

2012年09月19日

 

足利工大教授らケニアで再生エネルギーの技術協力

Keywords:  再生可能エネルギー  大学・研究機関 

 

足利工業大学牛山泉学長、中條祐一総合研究センター長らは、2011年8月からスタートした国際協力機構(JICA)が進める「ケニア国再生可能エネルギーによる地方電化推進のための人材育成プロジェクト」に参加している。

共同開発・教育テーマは、色素増感型太陽電池・透明半導体膜の開発と携帯電話充電への対応、小型風力発電機の製作と現地ニーズに合わせた改良、風力および小水力発電の設計など計12項目。

同教授らはケニアのジョモケニアッタ農工大学に赴き、いまだ電気が来ていない地方の学校、診療所などの電化を進めるため、適正技術の支援活動などを行った。

10kW程度の太陽光風力ハイブリッドシステムの製作支援では、小学校の校舎に明かりが灯り、教師はパソコンやインターネットによる教材作成を、医師は冷蔵庫でのワクチン保管が可能となった。

ケニアでは国家開発計画の基盤をエネルギー開発としており、年率10%の経済成長を目指す。2009年現在で地方電化率10%未満を2020年までには40%まで引き上げる計画。JICAは国連工業開発機構のUNIDOとケニア政府の三者で、2009年度にケニアの再生可能エネルギー地方電化推進にかかる合意文書を締結しており、同プロジェクトは総額2億円をかけ2015年7月まで進めていくとしている。

登録日時:2012/09/19 06:00:00 AM

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