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2012年03月27日

 

東芝 放射線ホットスポットを可視化するポータブルガンマカメラ装置を開発

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 

JFS/Toshiba Develops Portable Gamma Camera for Visualizing Radiation Hot Spots JFS/Toshiba Develops Portable Gamma Camera for Visualizing Radiation Hot Spots
東芝ホームページからの転載
(C)Copyright TOSHIBA CORPORATION 2012


電気メーカー大手の東芝は2011年12月13日、放射線量を色の変化で表示できる、持ち運び可能なポータブルガンマカメラ装置を開発したと発表した。

装置は、放射線センサで測定したガンマ線とビデオカメラで撮影した映像を信号処理装置で重ね合わせることにより、放射線の量を色の違いで表示するもの。放射線量が高い場所を赤く、低くなるにつれ黄色、緑、青と色を変えて表示し、目に見えない放射線を色で識別する。

放射線量は地域において均一ではなく、局地的に放射線量が高い「ホットスポット」が存在するが、放射線測定器での計測で「ホットスポット」を特定するには時間がかかった。新装置では、放射線量の高低を画面上に色の変化で示すと同時に、短時間で広範囲を計測できるので「ホットスポット」の特定が容易になり、除染作業の効率化が図れるうえ、除染後にも撮影することで、放射線量の低下も確認できる。さらに、9.8kgと小型軽量で持ち運びが可能なため、屋内外を問わずさまざまな場所で利用できる。

同社は1月に福島市と共同で実証実験を行い、その後中央官庁や地方自治体などに提案活動を開始する。

国立環境研究所 微生物を用いた放射性セシウムの除去(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/031157.html
産総研、低濃度の酸で土壌中のセシウム抽出に成功(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/031485.html
東日本大震災は生態系や生物多様性にどのような影響を与えたのか
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/031169.html

登録日時:2012/03/27 06:00:15 AM


English  

 

参照元

放射線ホットスポットを可視化するポータブルガンマカメラ装置の開発について
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2011_12/pr_j1302.htm


 

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