2012年03月26日
Keywords: 環境技術 交通・モビリティ 企業(製造業)
日産自動車は2011年12月20日、三井不動産レジデンシャルと、宅配ロッカー大手のフルタイムシステム、日産カーレンタルソリューションとの共同で、災害時の非常用電源として、日産「リーフ」の駆動用バッテリーからマンションに電力供給するシステムを導入することを発表した。
2012年9月を目途に商品化する予定のこのシステムでは、EV充給電機を導入することで、外部からの電力供給がない状況でもテレビやラジオ、スタンド照明の利用や携帯電話の充電が最大10日間可能になる。
非常時の対応用にEVカーシェアリングを導入する分譲マンションへ導入することとしており、集会室を災害時の防災拠点である「サポートステーション」と想定し、EVのバッテリーから充給電機を経由して非常用コンセントに電力供給し活用する。今後、EVカーシェアリングを採用する首都圏の物件を中心に順次導入していく。
日産自動車は、EVに搭載している大容量24kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーの蓄電能力を生かし、一般住宅への電力供給を行うシステムを2011年8月に発表し、導入に向けた検討を幅広く進めており、本件は一つの先進的な取組みとなる。
住友林業 「日産リーフ」用蓄電池でCO2マイナス住宅の開発めざす(関連のJFS記事)
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日産と住商 リチウムイオンバッテリーの二次利用調査のための会社を設立(関連のJFS記事)
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日産、EV用リチウムイオン電池の生産能力を年間9万台分に増産(関連のJFS記事)
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登録日時:2012/03/26 06:00:15 AM
カーシェアリング用電気自動車、日産「リーフ」を災害時の非常用電源として活用
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/111220-02-j.html