政策・制度・技術

2012年03月21日

 

NEDOと新日鉄エンジ、インドの製鉄所コークス工場で省エネ効果を実証

Keywords:  環境技術  企業(製造業)  大学・研究機関 

 

JFS/Japan, India Joint Project on CDQ System Proves Energy Conservation
Copyright 新エネルギー・産業技術総合開発機構


新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と新日鉄エンジニアリングは2011年11月29日、両者とインド鉄鋼省・財務省、タタ製鉄が2006年度から2011年度にかけて共同で進めてきた「コークス乾式消火設備(CDQ)モデル事業」の設備が完成し、竣工式を挙行したと発表した。

同事業は、タタ・ジャムシェドプール製鉄所コークス工場にCDQを設置し、赤熱コークスを水で冷却する従来の湿式法から不活性循環ガスで冷却し熱回収を行う乾式法へ転換して回収熱を工場用蒸気として利用し、併せて炭塵等の大気汚染物質の拡散を抑制する。省エネルギー効果、煤塵抑制効果およびコークスの均一化による高炉の安定操業への寄与等の有効性を検証した。

同CDQのコークス最大処理量は135トン/時、排熱の84%が回収利用され、重油換算で年間約5万トンの省エネ効果、約13.7万トンのCO2削減効果が期待される。NEDOはセミナー等を通じて、同技術のインド国内および他の国々への普及を推進する考え。

登録日時:2012/03/21 06:00:15 AM

English  

 

参照元

インドにおける製鉄所のエネルギー効率を大幅に改善
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100069.html


 

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