エネルギー・地球温暖化

2011年09月16日

 

味の素、製造残渣を燃料としてバイオマス発電所に供給

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業) 

 

JFS/Ajinomoto Supplies Production Residue to Biomass Power Station as Fuel
ヒューマス : Copyright 味の素株式会社


味の素は2011年6月22日、川崎工場(神奈川県川崎市川崎区)における主力製品の液体調味料を製造する過程で生成する残渣「ヒューマス」をバイオマス燃料として川崎バイオマス発電所(同川崎区)に同年3月より供給開始したと発表した。

当該の液体調味料は大豆の植物性タンパク質を分解して得られるアミノ酸が主成分。ヒューマスはその分解物からアミノ酸を抽出した絞りかすで、食塩や水分を多く含んでいるため従来は燃料化が困難であった。今回ろ過技術を向上させることで、食塩濃度と水分量の低下を実現し燃料として利用が可能になった。

ヒューマスは、カーボンニュートラルであり、湿分除去ベースでは石炭並みの熱量を有する。川崎工場の生産計画に沿って計画的に生成されるため安定供給が可能。

川崎バイオマス発電所は、住友共同電力、住友林業、フルハシEPOが木質バイオマスを燃料とする発電所として設立し、2011年2月から営業運転を開始した。バイオマス燃焼発電設備としては国内最大の3万3000キロワットの規模を持ち、関東一帯から集めた木質資源を使う。CO2削減効果は年間12万トン。発電された電力は東京電力とその他企業へ供給する。

登録日時:2011/09/16 06:00:15 AM


English  

 

参照元

味の素(株)、液体調味料製造時の残渣をバイオマス燃料として発電所に供給開始
http://www.ajinomoto.co.jp/press/2011_06_22.html


 

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