2011年09月10日
Keywords: 再生可能エネルギー エコ・ソーシャルビジネス 企業(非製造業) 大学・研究機関
京都大学は、大阪ガスと共同で2011年6月16日に、京都大学宇治キャンパス内に、日本で初めて「木質ペレット」と「太陽熱」という2種類の再生可能エネルギーをエネルギー源として用いる空調システムに導入し、共同実証を開始したことを発表した。
共同研究の取り組みとして、同キャンパス北4号棟に木質ペレットを燃焼させた熱をもとに冷暖房を行う「木質ペレット焚ナチュラルチラー」と、太陽で温められた熱を利用して冷暖房を行う「ソーラーナチュラルチラー」を組み合わせたシステムを導入した。
当システムでは、太陽熱を優先的に利用し、天候等により太陽熱を利用できない時、あるいは、太陽熱だけでは空調需要に満たない時には木質ペレットを利用し、必要な場合にはガスでバックアップする制御を自動的に行う。これらによりシステム全体の約45%を再生可能エネルギーでまかない、従来よりも年間マイナス119トンのCO2を削減することを目指す。
このシステムは、再生可能エネルギーを含む複数のエネルギー源を用いるので、エネルギーセキュリティの向上にも資する。木質ペレットの焼却残渣の肥料等への有効活用やさらなるCO2削減の方策についても検討していく。
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登録日時:2011/09/10 06:00:15 AM
京都大学と大阪ガスは、「木質ペレット」と「太陽熱」を利用した空調システムを導入し、地元との連携による地産地消型エネルギー循環モデルの共同実証を進めていきます
http://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2011/1193501_4332.html