2011年07月11日
大手メーカーの日立製作所、三菱電機、三菱重工業の3社は2011年3月30日、水力発
電システム事業の統合に関して基本合意したことを発表した。
水力発電は、低炭素社会構築に貢献するクリーンな再生可能エネルギーとして、国内外で着実な需要が見込まれているが、特に海外においては欧州メーカーとの競合に加え、中国メーカーの海外進出が進んでおり、厳しい事業環境が継続している。こうした状況下で、事業の強化・拡大を進めるには、3社の水力発電システム事業を統合することが最も効果的と判断したもの。
3社は、各社の水力発電システム事業を分割して統合するため、同年5月に統合に向けた準備会社としてエイチエム水力株式会社を設立した。準備会社の資本金は2億円、出資比率は日立製作所98%、三菱電機、三菱重工業各1%で、2011年10月1日付で変更を予定している。同社の事業内容は「水力発電システムの販売・プラントエンジニアリング・据付工事・アフターサービス」「水力発電システム用主要機器(水車、発電機等)の開発・設計」。
登録日時: 2011/07/11 06:00:15 AM
日立製作所、三菱電機、三菱重工業の水力発電システム事業の統合に関する基本合意についてのお知らせ
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2011/03/f_0330.pdf