エネルギー・地球温暖化

2011年06月16日

 

北海道内の5施設が「雪氷グリーン熱証書」を日本で初めて取得

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体  政策・制度 

 

2011年3月、北海道の5施設が雪氷エネルギーを利用する施設として認定され、「雪氷グリーン熱証書」を全国で初めて取得した。雪氷エネルギー利用とは冬季の雪や氷などを、夏季に農産物の冷蔵や居室の冷房に利用するもの。

北海道経済産業局では2011年1月から氷雪グリーン熱認証事業をスタートしている。今回認定を受けた施設は、冷熱量を計測し、「雪氷グリーン熱証書」の発行を受ける。その環境付加価値を企業などが買い取り、雪氷エネルギー利用の機器や設備の維持管理等に充てるしくみ。

これまで雪氷エネルギー利用を進めている施設は、北日本や日本海側を中心に全国で140施設。今回は北海道沼田町内の生涯学習総合センター、就農支援実習農場いちご栽培ハウスなどの4施設と、平取町の予冷庫併設製氷設備が認定された。

全国の上場企業などを対象としたアンケートによると「雪氷グリーン熱証書」に関心があると回答した企業は48.7パーセント。北海道経済産業局では、3月に東京都内で「雪氷エネルギー普及拡大セミナー」を開催し、さらに普及拡大を推進する。

北海道経済産業局、「グリーン熱証書」制度の導入に向けデモンストレーション事業実施(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028644.html
北海道経済産業局 雪氷熱エネルギーの導入にむけ、活用事例集を発行(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/022740.html

登録日時:2011/06/16 06:00:15 AM

English  

 

参照元

「雪氷グリーン熱証書」制度がスタート~雪氷グリーン熱証書に関する最新動向~
http://www.hkd.meti.go.jp/hokne/seppyogreen/


 

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