2011年06月06日
Keywords: 再生可能エネルギー NGO・市民 震災復興
再生可能エネルギーの普及を推進するNPO法人そらべあ基金は2011年3月24日から30日まで、同年3月11日に起こった東日本大震災の被災地に電気を届けるため、企業などの協力を得て「ソーラーパワートラック」を派遣した。トラックは4トン車で、20Wの太陽光発電パネルを250枚搭載し、5kWの発電が可能。蓄電池容量は最大で2,340Ah。
3人のスタッフが乗ったトラックは、テレビやDVD、携帯充電器、日用品を積み、宮城県石巻市を中心に各地を巡回した。その運搬中にも太陽光パネルで発電できることが最大のメリットで、救援物資とともに電気も運べるという一石二鳥。
ソーラーエネルギーは、ライフラインの整っていない中学校避難所で、さっそくテレビの電源やトイレ、廊下の電気として供給された。意外にも喜ばれたのが洗濯機の電源だった。寒い地域での衣類干しに、洗濯機の脱水効果が大きいとのこと。また、携帯の充電、子どもたちへのアニメDVDの提供などで、大勢の人たちに笑顔が戻った。南三陸町の団地でも大歓迎され、携帯電話や家電への充電を行った。
トラックは、さらに第2弾として同年4月15日から19日まで、支援物資の届いていない地域へ物資の輸送と電源供給を行った。同NPOでは長期的な活動ができるよう、寄付金を募っている。
ソニー損保 自動車保険の走らなかった距離に応じて寄付 太陽光発電施設を(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029703.html
登録日時:2011/06/06 06:00:15 AM
太陽光発電で被災者支援 ~被災地へソーラーパワートラック派遣
http://www.solarbear.jp/news/support/
第2弾の派遣について
http://www.solarbear.jp/news/2011/04/-2.html
http://www.solarbear.jp/news/disaster_support_part2_
110411.pdf